金属3Dプリンタとは
金属3Dプリンターとは、金属加工法の一つである「金属積層造形」を行うことのできる機械です。
金属積層造形は、まず金属粉末で薄い層を作り、必要箇所にレーザーを照射して粉末を溶融凝固させます。さらに粉末の層を重ね、同じ工程を繰り返し、形作っていきます。これにより、3DCADで作成した3Dモデルのような製品を造形することが可能です。
従来の3Dプリンターに使用する原料の多くは樹脂材料でしたが、この金属材料を用いる3Dプリンターの活用も進んでいます。
3D金属造形サービスについて
弊社では、3D金属プリンターを用いた3D金属造形サービスを提供しております。
お客様から図面(3Dモデル)を送っていただき、その3Dデータから金属材料にて3D造形プリントします。3D造形プリント後の造形物は、三次元測定器を用いてスキャニングさせて頂き、精密な品質測定をさせていただきます。3D金属プリンターは製品開発にて、試作品を金型レスで最終製品を製造できる為、大幅なコスト削減、納期短縮につながります。
製品からのモデリング、テスト造形などの相談も実施しておりますので、KOUMEIにお気軽にお問い合わせ下さい。
金属3Dプリンタ詳細
- ️機械写真
- ️メーカー
- ソディック製
- ️型番
- OPM250L
- ️対応可能材質
- SUS420J2
- 対応可能サイズ
- 250×250×250
※高さ方向はベースとなるプレートが入る為、200〜230程度が最大 - 概算コスト (1hチャージ等)
- 材料使用量、時間により変わります。
- 製造リードタイム
- 標準的な条件の場合造形速度は4~24cc/1時間 ※上記にはリコート(粉を敷く時間)は含まれていない為、実際には時間が上乗せとなります。
※ccとはcubic centimetre(立法センチメートル)の頭文字 1cc=1㎤=1辺が1cmの立方体。
よってOPM/LPMの造形速度は4㎤~20㎤/1時間の造形が可能です。
造形速度の違いは粉末の材質やレーザー条件によりますが、最もよく使われているQuality条件では5.9cc/h程度(SUS420J2,マルエージング共に) になります。 - その他造形機の基本情報
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- 造形のみの場合の面粗さ
100μm/Rz程度 加工精度 造型のみ±0.1mm 切削有り±0.01mm 程度 - 造形物とバルク材の強度差
引張強度⇒変わらない 疲労強度⇒ピンホールがある為、バルク材の半分程度
- 造形のみの場合の面粗さ